いつもと違う頭痛を感じた場合は頭痛外来や脳神経外科に行く事をおすすめします。
しかし、頭痛専門外来に行って脳自体に問題はないのは安心ですが、薬のみの処方で改善しなかった方の声をよく聞きます。
なぜ?専門の病院に行っても効果の実感がないのでしょうか?
それには決定的な理由があります。
これを知って、薬が効かず困る前に、本記事を参考にしていただけると幸いです。
頭痛専門外来の役割
頭痛外来では、「命に別状はないか」「他の病気が引き起こしている頭痛」なのかを診察、検査で判断してくれます。
また、頭痛にも種類があり、タイプの診断や適切な対処法も教えてくれます。
- 偏頭痛
- 緊張型頭痛
- 群発性頭痛
- 薬剤の使用過多による頭痛
ですので、命に別状がないと分かれば一安心ですが、実際に頭痛が改善していない方が当院に来られます。
もちろん、効果があったという方もいます。
なぜ?多くの方が効果がないというのでしょうか?
それには「筋膜」というのが関係しています。
頭痛専門外来の薬だけでは不十分?
薬の効果がない方の多くは、筋膜による影響を受けているとわかっています。
頭痛学会会員の方の論文を抜粋
筋膜の痛みの増加によって引き起こされる
この筋膜が硬くなると筋膜自体が痛みを引き起こし頭痛の引き金になります。
ここで重要なのは、筋膜は頭から足まで全身つながっている。という事です。
つまり、
- こめかみ頭痛
- 後頭部頭痛
- 首の付け根頭痛
の原因は頭だけでなく、極端な事をいうと、手首や足の筋膜が硬くても頭痛が起こります。
この場合、問題になっている筋膜が足であれば、足の筋膜をほぐすと改善します。
不思議ですよね。筋膜は神経や血管もおおっているので硬くなると、これらも圧迫したりして遠く離れた場所も影響を受けています。
筋膜の硬さはMRIには分からない
この筋膜の硬さはレントゲンやMRIには写りません。
私は、海外のお医者さんが開発した最新の筋膜リリースを学び、病院勤務時代から実績を積んできたため筋膜の硬さを見つける事が可能です。
実際に頭痛が改善した例
ここでは頭痛があるYさんが3回の施術で改善したケースを報告していきます。
10年前からこめかみの頭痛を感じるようになりました。
はじめは軽い圧迫感程度でした。
だんだんと痛みが増し、天気による影響はもちろん、頭痛の頻度も間隔が狭くなってきて、頭痛専門外来にいきました。
医者からは「偏頭痛と緊張型の頭痛」と言われ痛みとめの薬で様子を見るようにと言われました。
結局、それから薬を飲んで落ち着いていた痛みが、薬が効かない状態になり、困っています。
Yさんの頭痛の状況
現在の状況
「デスクワークが多く首がこると頭痛が出る」
「普段は圧迫感がありさらにひどくなるとズキズキ感じる」
昔の病歴
・大人喘息
・アレルギー性鼻炎
との事。
こめかみ頭痛があるYさんの筋膜チェック
▼の図は痛みの場所と筋膜の硬さを記しています。
痛みはこめかみなんですが、全身見るとこれだけ筋膜の問題がありました。
やはり、デスクワークなのでお尻周りと、昔の喘息で胸の上あたりに筋膜の硬さが集中していました。
筋膜の硬くなる原因に昔の怪我や筋肉の使い過ぎ、等の理由で硬くなります。
筋膜調整後は頭の圧迫感が無くなり、呼吸も楽になったとのことで一回目終了。
1週間後に2回目の施術開始。
Yさん「だいぶ痛み減ってます、まだ痛みは少しあります」
前回施術できなかったお尻周辺の筋膜を調整し終了。
3回目の予約は様子を見たかった2週間空けて、来てもらいました。
Y さん「天気の影響もなく前回から薬も飲んでません」。大幅に改善していました。
3回目は今まで硬かった筋膜をもう一度施術して終了しました。
頭痛専門外来では効果が実感できなかった方へ
この記事を読んで、飲み薬だけの処方で改善してない、病院の治療方針で行き詰まりを感じている方の力になれる事があると思います。
当院には頭痛で悩まれている人が多く来られます。3回前後で症状が改善する人が多いです。
お気軽にお問合せください。